日本麻酔科学会から
専門医の更新基準について2018年12月27日に通達が新たに出ていましたね。
結論から言うと単一施設に週3日専従しないとダメという要件は残ったままでした。
一時、単一施設という文言が消えたという話が出ましたが結局は週三日”単一”施設に勤務していないとダメみたいです。
単一施設に勤務すると麻酔管理の質が上がるなんて言うのはみんなわかってますが嘘っぱちでして学会のお偉いさん達がフリーランス麻酔科医憎しの一心でねじ込んできたしょうもない条件だと思ってます。
しかし、その一方で糾弾されてもしかたないようなフリーランス麻酔科医が一定数いるのも事実です。
ただ、申請時に単一施設に週3日ということはその年だけ週3日単一施設に専従すればいいだけということなんでしょうか。
よくわかりませんが学会に確認して書面で確認しといた方がよさそうな気がしてます。
さらに
非常勤麻酔科医アンケートというしょうもない調査を学会が11月に出してきましたね。
「麻酔フリーター」とかいう表現が悪意丸出しです(笑)
しかも、バイト代いくら払ってるか書けとか時代錯誤感がすごい。
報酬額とか契約内容を関係ない第三者機関に教えろとかありえないですよ。
ついでなら大学医局から来る麻酔科医のバイト代も調べて比較してみればいいと思いますけど。
フリーランス麻酔科医が暴利をむさぼっているとか言うけれど、大学医局派遣の方が滅茶苦茶暴利をむさぼっているケースが多いのは周知の事実なんですけど。。
フリーランス化の流れでバイト代の相場が上がった恩恵を思い切り受けているくせによくこんな恥知らずな調査をするもんだなと感心します。
己の利権を守るために麻酔科医の地位を下げ、働き方の多様性をなくすことに恥ずかしげもなく全力を尽くす学会、素敵じゃないですか笑
バカバカしいのでもはや麻酔学会に何も抗議する気もありませんが、地方の絶望的な状況を考えると週三単一施設専従は結構まずい条件だと思います。
なおさら麻酔科医の偏在が進む可能性があるかもしれません。
自分としてはこの制度変更自体はビジネスチャンスと考えて、地方の病院に質の高い医療を提供できるようなネットワーク構築を2019年は進めていこうと思います。